ボルトアクシヨン・コッキングエアライフル
可変ホップアップシステム
全長 614mm(伸長時800mm)
重量 2,100g
装弾数 30発
価格 29,800円 (税別)
この銃の特徴 |
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〇コンパクトで拡張性に優れた、モダナイズドVSR |
〇VSRの名の通り、変わらない一流の命中精度 |
〇スポーツ競技サバゲー「UAB」で似合いそうなスタイル |
VSR-ONEは、昔ながらのボルトアクションライフル的なスタイルを持つVSR-10から一変して、現代的なCQB戦用にデザインされたコッキング・エアガンです。
元来遠距離からじっくり狙って、一撃で敵を倒すスナイパーライフルに機動性を持たせてしまった様なもの。
コンパクトで拡張性もある、まさにモダナイズドVSRと言えます。
外観を見ていくと、アウターバレルは太いメタル製のブルバレルでレシーバーもメタル製。
アウターバレルとレシーバーを乗せてるシャーシは、ザラリとした質感の樹脂製です。
アウターバレル左側にはVSR-10と同じく、マルイの刻印と、シャーシからニョキッと突き出たむき出しのホッフアップ調整レバーがあります。
因みに、写真のレバーの位置が0.25gBB弾の適正ホップ位なので、まだまだ余裕があり、より重い弾でも問題無く使えそうです。
シャーシの左右側面と底面2か所にM-LOKの穴が開けられています。
そのM-LOK用に、大中小各1個ずつマウントレイルが附属するのは、至れり尽くせりのマルイさんらしい。
後から買い足さなくて良いのは嬉しいです。因みにレイルは、樹脂製です。
1つ悩むのは、トリガーガードのすぐ前にあるM-LOKには何を装着する想定なのかな?って事。
何かグリップ的な物かな?
シャーシ先端にはQDスリングホールが装備されているので、QDスリングがスムーズに着脱出来ます。
VSR-ONEのインナーバレル長は200mmで、これはVSR-10の430mm、VSR-10Gスペックの303mmに比べても、かなり短い仕様になっています。
ブルバレルのマズル先端には14mm逆ネジが施され、マズルキャップが装着されています。
VSR-10シリーズでは、マズルオプションパーツを装着したい場合は、別売のマズルアタッチメントが必要な事を考えると、最初から14mm逆ネジが装備されているのは便利です。
これはサプレッサーは元より、近年ではトレーサーを装着するシーンも増えてる事の影響でしょうか。
レシーバートップには20mmマウントレイルが装備されていますが、このレイルにはアイアンサイトも備えられているので、光学サイトを乗せていない時でもエイミングする事が出来ます。
VSR-ONEのボルトハンドルは、VSR-10プロスナイパー・バージョンのノブにカバーを取付けて大型化されています。
ボルトハンドルのノブが大きいと、コッキングする時の握り方の自由度が高くなって面白いですね。
気分転換したい時は、六角レンチ1本でカバーは外せるので、直ぐにVSR-10ぽく撃てます。
コッキング時のボルト・ストロークは、VSR-10と同じみたいです。
マニュアルセイフティノレバーは、グリップしている右手で操作し易い位置にありますが、これはモデルになった実銃のレミントンM700と同じ様な位置ですね。
VSR-ONEのグリップは、従来のライフルの物と違いピストル・グリップの様なアングルで、厚みも薄くて握り易いです。
しっかり握れると言う意味では、VSR-10の様なタイプの方が優れていますが、こちらの角度のあるグリップの方が自分の体に引き寄せ易く、握った時の手首の角度もより自然なため、結果的にトリガーアクションが行い易くスナイパーライフルとしては優れているとされています。
またグリップ上部のシャーシ両側には、グリップした手の親指を乗せるサムレストが施され、よりしっかり握る事が出来ます。
シャーシ底部の3か所の六角ネジを外すと、レシーバーAssyを取り外す事が出来ます。
そして附属の六角レンチで、トリガーを引く時の重さとトリガーストロークを調節する事が出来ます。
フォールディングストックのメタル製ストックチューブは、ストック・ロックボタンを押せばロックが解除されて、折り畳む事が出来ます。
折り畳み部分も金属製で、ガタ付き等は一切なく精度が高く丈夫に作られています。
折り畳み部分の底部には、QDスリングホールが装備されています。
折り畳まれたストックは、シャーシのストック・ストッパーポイントで固定されます。
ラバー製のバットプレート部分を外すと、VSR-ONEに附属してる4種類の六角レンチと、なぜかマイクロプロサイトに使う六角レンチが収納出来る様になっています。
マガジンはVSR-10と同じ物で、装弾数は30発。
BB弾のローダーは附属してないので、一発ずつBB弾を指で装てんは出来ますが、マルイ製等のBBローダーがあった方が便利です。
マガジンハウスの奥に板ばねが装備されたので、マガジン・リリースを押すと少しマガジンが飛び出す様になり、マガジン交換が楽になりました。
全長が長くて取り回しが悪いと言うボルトアクションライフルの、昔ながらの概念を完全に払拭してしまったVSR-ONE。
それでいて性能は一級品のままなんて、恐れ入ります。
国内のパワー規制の中で、エアガンの実射性能を最大限にに引き出してますね。
隅々まで手抜きが無い作り込みも、さすがマルイさんです。
ボルト操作やトリガーフィーリングは軽くて良好、トリガーガードが大きいのも良いです。
VSR-ONEの性格的に、少し初速が抑えられているのは近年のフィールド事情を見れば納得ですね。
弾の飛びは相変わらずで、「真っ直ぐ飛ぶとは、こういう事や」と言わんばかりに見せつけてきます。
相反する重力とホップアップの見事なバランスは、国内最高峰のマルイさんならでは。
12mでの集弾性も、まさにVSR!
機動性をもったスナイパーライフルに狙われてしまったら、諦めるしかなさそうです。
距離 12m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.25gBB弾 10発
マルイ VSR-ONE | 19.8℃ 43% |
0.20gBB弾 平均初速 | 81.4m/s |
1発目 | 81.4m/s |
2発目 | 81.6m/s |
3発目 | 81.2m/s |
4発目 | 81.2m/s |
5発目 | 81.5m/s |
マルイ VSR-ONE | 19.2℃ 41% |
0.25gBB弾 平均初速 | 74.8m/s |
1発目 | 75.0m/s |
2発目 | 74.7m/s |
3発目 | 74.7m/s |
4発目 | 74.6m/s |
5発目 | 74.9m/s |
0.20g、0.25gBB弾の初速は、それぞれでの適正ホップ時の数値です。